小曽根 真(MAKOTO OZONE)
Jazz Artist > Piano & Organ
神戸生まれ (1961.3.25~)
小曽根のプレイにはオスカー・ピーターソンとチック・コリアの影響が認められる。オスカー・ピーターソンからはダイナミックな展開、チック・コリアからはラテン・タッチも含めてのビート感覚を受け継いでいる。それらを抜群のテクニックでひとつの音楽にまとめて魅せたところに持ち味が光る。驚異的なテクニックも威圧的に感じさせない。この親しみやすさが魅力である。
1.ディア・オスカー 2.テスト・オブ・タイム 3.ホイートランド 4.枯葉 5.ランド・オブ・ザ・ミスティ・ジャイアンツ 6.シティ・ライツ 7.ポッサ・ビギン 8.クバノ・チャント 9.ブルース・エチュード 10.エグザクトリー・ライク・ユー
屈指のトリオ・メンバーを得て乗りに乗る小曽根がオスカー・ピーターソンへ捧げた。オスカーは彼がジャズ・ピアノを始めるきっかけになった巨人。初期の小曽根はオスカー風に弾いた。そこから脱出して最高潮にある今だからこそ意義ある真の捧げもの。
1.ブエンヴェニードス・アル・ムンド(ソロ・ピアノ) 2.マイ・レイジー・アンクル 3.タングルウッド63 4.ラ・フィエスタ 5.スリー・ウィッシズ 6.オンリー・ウィー・ノウ 7.レインボウズ・エンド 8.サンバ・デ・リヴェラ 9.マーガレット(ソロ・ピアノ) 10.パンドラ 11.マイト・アズ・ウェル 12.ホエア・ドゥ・ウィー・ゴー・フロム・ヒア
デビューから20周年、世界に誇る邦人奏者・小曽根真の新作は、ヴァーヴ移籍後10作目にふさわしい参加メンバーもゴージャスな内容。楽曲ごとにソロやデュオ、トリオなど編成を変えて録音された。
1.ビギニング 2.レイジー・アンクル 3.フェアリー・ダンス 4.エスペランサ 5.ホーム 6.ティー・フォー・スリー 7.スティンガー 8.マイ・オールド・ブック 9.ハッピー・キャット 10.ブン・チャ・チャ
ジョン・スコの参加も話題になるだろうが、素晴らしさはやりはリーダー小曽根の溌剌としたピアノ・プレイにある。ダイナミックなところはダイナミックに、リリカルなところはリリカルに響く彼のタッチは、美しさと野生味が混在した見事なものだ。