Jazz Word ら行 - 東京ジャズクラブ346 - TOKYO JAZZ CLUB 346 -

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Jazz Word ら行

Jazz Word
【ラ】
ライブ live
生演奏。または、反響効果の大きい空間のこと。反響しない((少ない)空間のことはデッド(dead)という。

ライナーノーツ liner notes
LPレコードなどのジャケット裏に印刷されていたり、挿入されたりしていた解説文。ライナー(liner)とは、服の裏地。これが転じて、ジャケット裏部分に書かれた文(notes)をこう呼ぶようになったのが始まり。

ラグタイム ragtime
19世紀末に流行したアメリカのポピュラー音楽のひとつ。主に黒人が演奏した。左手でトゥービートの拍子をとりながら演奏するピアノのスタイルを指す。ジャズの誕生に大きな影響を与えた。ジャズの前身であるラグタイムはピアノ音楽であり、譜面どおりに演奏され、即興部分を持たないものである。右手には非常に多くのシンコペーションを含んでいるが、のちのジャズのようにはずんだり、偶数拍を特に強調するようなことはなかった。ラグタイムのピアニスト兼作曲者として最も有名なのはスコット・ジョプリンで、1896年からミズーリ州のシダリアで活動したが、1899年に「メープル・リーフ・ラグ」を出版したのをはじめとして数々のラグタイムの名曲を作った。
【リ】
リズム rhythm
音の時間的進行の構造。一般的には一定の時間を均等分割することで生み出されるものを指すが、異なるリズムを組み合わせたり、不均等な分割や時問の指定をしないものなども含まれる。ジャズは均等分割されないリズムをもつ音楽の代表的なもので、譜面では表現できない速度の「揺れ」が許される。

リズム・アンド・ブルース(R&B) rhythm and blues
1950年前後に、ジャズの流れとは別にブルースやブルース風の曲をねばっこく、オーバーな表情で演奏するリズム・アンド・ブルースというスタイルが流行した。その雰囲気はアール・ボスティック(as)が1951年に吹き込んだ「フラミンゴ」などによって知られる。商業的な音楽ではあったが、ファンキー・ジャズなどへの影響は無視できない。

リズムセクション rhythm section
ポピュラー音楽の楽器編成で、リズムの進行を受け持つ楽器の部門をまとめた呼び方。オーケストラでは、管楽器のホーンセクションと弦楽器のストリングスセクション以外の、残りのピアノとべースとドラムス(さらにギターも)がリズムセクションを構成することになる。

リバーブ reververation
反響(音)。残響(音)。また、そのような効果を出す装置(エフェクター)。エコー。

リフ riff
同じような簡単な2小節ないし4小節のリズミックなメロディーをくり返すような形をリフ・スタイルという。ブルースのテーマをこう呼んでいたことから使われるようになった。カウント・ベイシー・オーケストラの曲には「ワン・オクロック・ジャンプ」をはじめとして、このようなリフ・スタイルの曲が多い。また一般的に(スロー以外の)曲のテーマ全体をリフという場合も多い。

リフレイン refrain
曲の主題部分。コーラスに同じ。ジャズでは主題部分を繰り返し演奏することが多いため、「繰り返し(refrain)」を意味するこの言葉が使われるようになった。

リムショット rim shot
ドラムのふちを叩くドラム奏法のひとつ。カツンという乾いた音で、シンバルの金属音やドラムの皮を叩いた響きとも違うアクセントをリズムにもたらすことができる。

リリカル lyrical
抒情的な。叙情的な。「叙情(抒情)」とは感情を述べ表わすこと。音楽では、感情が込められたと感じるときの形容詞として用いられる。「泣きの~」という表現に近い。
【ル】
ルート root
根音。和音のもととなる音。コードネームが指示するいちばん下の音。

ルバート rubato
テンポを一定にせず、任意に速くしたり遅くしたりして演奏すること。
【レ】
レガート legato
音と音の間を滑らかに演奏すること。または、その指示を示す音楽用語。スタッカートの反対。音楽記号ではスラーで表記されることが多い。

レンジ range
音域。周波数の範囲。
【ロ】
ロール rolling
スティックをすばやく打ちつづけて連続音を出すドラム奏法。
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