RAHSAAN ROLAND KIRK(ローランド・カーク)
Jazz Artist > Saxphone
オハイオ州コロンバス生まれ (1936.8.7~1977.12.5)
ローランド・カークのプレイはコールマン・ホーキンス以来の伝統を踏まえた本格的なものである。様々な楽器を使い、多彩な音を表現するのも、あくまでもローランド・カークの豊かなイマジネーションによるものであり、熱気溢れる音楽的表現に必要だったからである。
ウイ・フリー・キングス/ローランド・カーク(Mercury)
1.スリー・フォー・ザ・フェスティヴァル 2.ムーン・ソング 3.ア・サック・フル・オブ・ソウル 4.ザ・ホーンテッド・メロディ 5.ブルース・フォー・アリス 6.ウィ・フリー・キングス 7.ユー・ディド・イット,ユー・ディド・イット 8.サム・カインド・オブ・ラヴ 9.マイ・ディライト 10.ブルース・フォー・アリス(別テイク) 11.スプリング・ウィル・ビー・ア・リトル・レイト・ディス・イヤー
Recorded at Nola Penthouse Studios,NYC on 16 Aug 1961
盲目のマルチ・リード奏者ローランド・カークの1961年の録音で、初期のカークの姿がここにある。昔は生々しさと騒がしさがカークのイメージだったが、こうして時代を経て聴き返してみると、リード楽器の音色がカークのヴォーカルのように聴こえてくる。
アウト・オブ・ジ・アフタヌーン/ロイ・ヘインズ(Impluse)
1.ムーン・レイ 2.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン 3.ラウール 4.スナップ・クラックル 5.イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー 6.ロング・ウォーフ 7.サム・アザー・スプリング
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 16 & 23 May 1962
異才ローランド・カーク、トミー・フラナガンという異色の顔合わせで録音されたヘインズの代表作。スリリングなしのぎ合いが凄まじい。圧倒的なカークの存在感も凄い。
ROY HAYNES(ds)(ロイ・ヘインズ)・ROLAND KIRK(ts・as・他)(ローランド・カーク)・TOMMY FLANAGAN(p)(トミー・フラナガン)・HENRY GRIMES(b)(ヘンリー・グライムス)
ドミノ/ローランド・カーク(Mercury)
1.ドミノ 2.ミーティング・オン・ターミニズ・コーナー 3.タイム 4.ラメント 5.ストリッチ・イン・タイム 6.3-イン-1・ウィズアウト・ジ・オイル 7.ゲット・アウト・オブ・タウン 8.ローランド 9.アイ・ビリーヴ・イン・ユー 10.E.D. 11.モンク&ミンガス 12.ドミノ(別テイク) 13.アイ・ディドント・ノウ・ホワット・タイム・イット・ウォズ 14.やさしき伴侶を
Recorded at Chicago on 6 Sep 1962 & at Nola Penthouse Studios,NYC at 17,18 Apr 1962
3本の楽器を同時に吹くびっくり人間、ローランド・カーク。その独創性あふれる奇才っぷりは、40年後の現在に聴いても新鮮。本作はジャズのエネルギー迸るカークの初期の代表的1枚だ。
ROLAND KIRK(ts・mzo・str・fl)(ローランド・カーク)・WYNTON KELLY(p)(ウイントン・ケリー)・ANDREW HILL(p)(アンドリュー・ヒル)・VERNON MARTIN(b)(バーノン・マーティン)・ROY HAYNES(ds)(ロイ・ヘインズ)
74年のライブ盤。バンドリーダーとして、いつもは強力な支配力を発揮するミンガスが、サポートに徹した熱すぎるジャム。ローランド・カークは珍しくワンホーンのみで、彼の演奏でもベストのひとつといえる熱演。他の面々も熱いソロを取っている。何はともあれ、ジャズメンたちの熱気がそのまま伝わるような超名盤。