TOMMY LEE FLANAGAN(トミー・フラナガン) - 東京ジャズクラブ346 - TOKYO JAZZ CLUB 346 -

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TOMMY LEE FLANAGAN(トミー・フラナガン)

Jazz Artist > Piano & Organ
ミシガン州デトロイト生まれ(1930.3.16~2001.11.16)

トミー・フラナガンのピアノは左右の手のバランスの良さが絶妙であり、特に右手の動きが伸びやかでよく歌い優美な品格を感じさせる。
バド・パウエルの流れを汲むバップ的センスと共に、アート・テイタムやテディ・ウイルソンらスイング時代のピアニストの寛いだ歌心や伝統的な左手の動きが生かされている。
ケニー・バレル Vol.2(Blue Note・1543)
1.ゲット・ハッピー 2.バット・ノット・フォー・ミー 3.メキシコ・シティ 4.モーテン・スイング 5.チータ 6.ナウ・シー・ハウ・ユー・アー 7.フィナッピ 8.ハウ・アバウト・ユー
Recorded at Audio-Video Studio & Van Gelder Studio on 12 Mar,29 & 31 May 1956
NYに進出して間もない時期の録音で、後年の端正なバレルとはまたひと味違う野性的な演奏。③はケニー・ドーハムのカフェ・ボヘミア実況盤の別テイクでバレルの燃えるようなソロをフィーチャーしている。ジャケットはアンディ・ウォーホルのデザイン。
1.ブルー・ルーム 2.タリフ 3.リトル・ガール・ブルー 4.スクラッチ 5.ゼック
Recorded at Audio-Video Studio on 13 Mar 1956
デトロイト出身の同郷人プレイヤーを集めて作ったブルーノート初リーダー作。リラックスした空気の中で、ヒップなプレイが展開される。
1.ジス・タイム・ザ・ドリームス・オン・ミー 2.フーガ・ン・ブルース 3.タキーラ 4.ウィーヴァー・オブ・ドリームス 5.デライラ 6.リズモラマ 7.ブルース・フォー・スキーター
Recorded at Van Gelder Studio on 29 May 1956
ジャズ・ギター界の大御所が56年に残した熱演作は、初リーダー作にして風格あるプレイをぐいぐいと披露。
1.セント・トーマス 2.ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ 3.ストロード・ロード 4.モリタート 5.ブルー・セヴン
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 22 Jun 1956
ロリンズの即興演奏家としての実力を余すところなくとらえている点、そしてポピュラーであると同時にジャズの魅力をストレートに伝えているという両点で、非常にすぐれた作品だ。
1.スリップト・アゲイン 2.イル・ウィンド 3.サドラック 4.レッツ 5.アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー
Recorded at the Van Gelder Studio on 14 Jul 1956 & 2 Feb 1957
カウント・ベイシー楽団の黒人トランペッターとして活躍したサド・ジョーンズ。実弟エルヴィンのドラムスに刺激され、熱気溢れるブローイングを披露している。
1.マイナー・ランダウン 2.ザ・ハンド・オブ・ラヴ 3.朝日のようにさわやかに 4.フォー・ストリングス 5.ホワッツ・ニュー 6.ビュータス
Recorded at the Van Gelder Studio on 19 May 1957
マイルスをはじめ、大物たちとの共演で鍛え上げられた彼。BNリーダー作第2弾は、トータルなミュージシャンとしての才能をとらえた重要作。最後まで熱気あふれる演奏に圧倒される。
1.リラクシン・アット・カマリロ 2.チェルシー・ブリッジ 3.エクリプソ 4.ダラーナ 5.ベンダンディ 6.柳よ泣いておくれ 7.ビーツ・アップ 8.スコール・ブラザーズ 9.リトル・ロック 10.ダラーナ(テイク2) 11.ベルダンディ(テイク2) 12.柳よ泣いておくれ(テイク1)
Recorded at Stockholm on 15 Aug 1957
言わずと知れたトミー・フラナガンの1957年録音の代表傑作。ストックホルム録音。「サキソフォン・コロッサス」や「ジャイアント・ステップス」の脇役として、いぶし銀的脇役の人。その彼がエルヴィンのサトルなブラシに鼓舞されて、グルーヴ感横溢の大名盤をものしたのが本作。
1.ブラウニーに捧ぐ 2.ブリルズ・ブルース 3.アンデ 4.スターダスト 5.サウス・サイド 6.ヴァルズ・ブルース
Recorded at the Van Gelder Studio on 4 & 9 Feb 1958
50年代後半のわずかな期間だけ活躍。その後は音楽教師の道を選んだスミス。このアルバムは、トランジション・レーベルに録音されながら、ブルーノートから発表された初リーダー作。アダレイはじめ豪華な顔ぶれを相手に、気合いの入った演奏を聴かせる。
1.ジャイアント・ステップス 2.カズン・マリー 3.カウントダウン 4.スパイラル 5.シーダズ・ソング・フルート 6.ネイマ 7.ミスター・P.C. 8.ジャイアント・ステップス 9.ネイマ 10.ライク・ソニー 11.カウント・ダウン 12.カズン・マリー 13.シーダズ・ソング・フルート
Recorded at Atlantic Studios,NYC on 24 Mar & 4,5 May & 2 Dec 1959
アドリブの基本原理となるコードチェンジを極限まで押し進めた、きわめてメカニカルな演奏は、当時のサイドマンには演奏が困難だった。途中でメンバーの交代も行われた結果、生まれたのがこの作品だ。しかし、聴いてみると実にスムースに演奏が展開されており、何度か聴けば音楽が論理的に構築されている様子がわかってくる。完成度の高い作品だ。
1.ファイヴ・スポット・アフター・ダーク 2.アンディサイデッド 3.ブルースエット 4.マイナー・バンプ 5.ラヴ・ユア・スペル・イズ・エヴリホエア 6.トゥエルヴ・インチ 7.ファイヴ・スポット・アフター・ダーク(テイク4) 8.ブルース・エット(テイク2) 9.ラヴ・ユア・スペル・イズ・エヴリホエア(同)
Recorded on 21 May 1959
ファンキー・ジャズの代表作だが、どこかほんわかとしたムードに包まれている。ブルースを中心にした選曲は親しみやすく、ジャズ入門者にも最適の作品だ。サヴォイ・レーベルといえば、真っ先に本作を思い出す人も多く、同レーベルの目玉アルバムでもある。
1.蓮の花 2.マイ・アイデアル 3.ブルー・フライデイ 4.アローン・トゥゲザー 5.ブルー・スプリング・シャッフル 6.クレイジェスト・ドリーム 7.オールド・フォークス 8.マック・ザ・ナイフ
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 13 Nov 1959
フラナガン・トリオの好サポートを得て、愁いに満ち、しとやかな叙情感を秘めたドーハムの美しいメロディが夢幻の境地に誘うモダン・ジャズの名盤!
1.ストレート・アヘッド 2.コートにすみれを 3.グリーン・ストリート・シーン 4.チャフィック 5.ユー・ノウ・ザット 6.アイ・リメンバー・クリフォード 7.ショート・ブリッジ
Recorded on 24 Nov 1959
マイナー・レーベル録音のため廃盤になることが多いが中身は超一級品だ。爆発するハード・バップ精神、サイドメン(3人とも名演)、選曲とも文句なし。
1.ソー・ビーツ・マイ・ハート・フォー・ユー 2.グッドバイ,オールド・ガール 3.フー・ケアズ 4.アウト・オブ・ザ・パスト 5.ヤンガー・ザン・スプリングタイム 6.ザ・ベスト・シング・フォー・ユー・イズ・ミー 7.アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー 8.ザット・オールド・デヴィル・コールド・ラヴ
Recorded at NYC on 21-23 Sep 1960
スタンダードを集めたファーマーの代表作の1枚。
1.ムーン・レイ 2.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン 3.ラウール 4.スナップ・クラックル 5.イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー 6.ロング・ウォーフ 7.サム・アザー・スプリング
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 16 & 23 May 1962
異才ローランド・カーク、トミー・フラナガンという異色の顔合わせで録音されたヘインズの代表作。スリリングなしのぎ合いが凄まじい。圧倒的なカークの存在感も凄い。
1.ザ・ブルー・ブック 2.ギット・イット 3.リトル・ジェーン 4.ザ・ブック・クックス 5.ラルゴ 6.プア・バタフライ
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 27 Feb 1964
ワンホーン・カルテットによるスタンダード・ナンバー集。存分にアーヴィンの太くて力強いテナーが聴ける。彼の手にかかれば③のような曲もダイナミックな感じになってしまう。粗削りではあるが,激しく歌い挙げるようなサックスは十分にかっこいい。
1.オレオ 2.デンジルズ・ベスト 3.ア・ブルー・タイム 4.リラクシン・アット・カマリロ 5.カップ・ベアラーズ 6.エクリプソ 7.コンファーメイション
Recorded on Feb 1977
名脇役のトミー・フラナガンにスポットが当たった記念すべき1枚。「オーヴァーシーズ」の再会セッションとして大騒ぎされたアルバム。これ以降、エンヤに多くの作品を残し、どれもが水準以上の出来になっている。
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