MAXWELL MAX ROACH(マックス・ローチ)Another Blue Note - 東京ジャズクラブ346 - TOKYO JAZZ CLUB 346 -

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MAXWELL MAX ROACH(マックス・ローチ)Another Blue Note

Jazz Artist > Drums
ノース・カロライナ州生まれ (1924.1.10~)
マックス・ローチはケニー・クラークが開拓したモダン・ドラミングを完成させた偉大なドラマーである。そのプレイは完璧なテクニックと見事なドライヴ感に裏打ちされた正確そのもののフレージングに加え、スリリングともいえるスピード感を持っていた。しかも、メロディ楽器でないドラムスをこのうえなくメロディックに叩き出す技量は名手シドニー・カトレット以上ともいわれている。

バド・パウエルの芸術/バド・パウエル(Roulette)
1.四月の想い出 2.インディアナ 3.誰かが私を愛してる 4.アイ・シュッド・ケア 5.バッズ・バブル 6.オフ・マイナー 7.ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット 8.エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー 9.エンブレイサブル・ユー 10.バート・カヴァーズ・バド 11.マイ・ハート・ストゥッド・スティル 12.ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ 13.バグス・グルーヴ 14.マイ・ディヴォーション 15.星影のステラ 16.ウッディン・ユー
Recorded at NYC on 10 Jan 1947 & Sep 1953
これは47年の初リーダー・セッション8曲と53年の8曲をカップリングした作品で、モダン・ジャズ・ピアノのバイブルとまでいわれる名作。特にカーリー・ラッセル&マックス・ローチと組んだ47年の演奏では、天才ぶりを遺憾なく発揮している。アップ・テンポの<2>はスピード感と泉のように湧き出るイマジネーションの豊かさに圧倒される本作のハイライト。53年録音(後半の8曲)は、ジョージ・デュビビエ&アート・テイラーとの演奏。
1.テンパス・フュージット 2.セリア 3.チェロキー 4.アイル・キープ・ラヴィング・ユー 5.ストリクトリー・コンフィデンシャル 6.オール・ゴッズ・チルン・ガット・リズム 7.ソー・ソーリー・プリーズ 8.ゲット・ハッピー 9.サムタイムズ・アイム・ハッピー 10.スウィート・ジョージア・ブラウン 11.イエスタデイズ 12.エイプリル・イン・パリ 13.身も心も
Recorded at NYC on Feb 1949,Feb 1950
1949年と1950年に録音されたセッションの模様を収録した1枚。まさにタイトル通りジャズ・ジャイアント、バドの魅力あふれるスウィング感満載の1枚。ドライヴするナンバーばかりだ。
1.ムーヴ 2.ジェル 3.ムーン・ドリームス 4.ミロのヴィーナス 5.バドウ 6.デセプション 7.ゴッドチャイルド 8.パブリシティ 9.ロッカー 10.イスラエル 11.ルージュ
Recorded at NYC on 21 Jan & 22 Apr 1949,9 Mar 1950
ギル・エヴァンスやジェリー・マリガンら、有能なアレンジャーとの入念な打ち合わせの末、バリトン・サックスやフレンチ・ホルン、チューバを含む9重奏団の演奏を録音した。熱いアドリブ合戦に対抗して「クール」と称された本作は、関係者の間で大変な話題となった。商業的には振るわなかったものの、このサウンドは直後に盛りあがった50年代のウェストコースト・ジャズなど、のちのジャズ史に多大なる影響を及ぼした。
1.リトル・ルーティ・トゥーティ 2.スウィート・アンド・ラヴリー 3.バイヤ 4.モンクス・ドリーム 5.トリンクル・ティンクル 6.ジーズ・フーリッシュ・シングス 7.ブルー・モンク 8.ジャスト・ア・ジゴロ 9.ベムシャ・スウィング 10.リフレクションズ
Recorded on 15 Oct 1952(1-4),18 Dec 1952(5,6,9,10),22 Sep 1954(7,8)
不遇な時代にもかかわらず、無垢で心優しい人間味が横溢するモンクの姿を異なる3つのトリオ・セッションで捉えた名作。
1.ザ・ソング・イズ・ユー 2.レアード・ベアード 3.キム(別テイク) 4.キム 5.コズミック・レイズ 6.コズミック・レイズ(別テイク) 7.チ・チ(別テイク) 8.チ・チ 9.チ・チ(別テイク) 10.チ・チ 11.アイ・リメンバー・ユー 12.ナウズ・ザ・タイム 13.コンファメイション
Recorded at Fulton Recording Studios,NYC on 30 Dec 1952 & 28 Jul 1953
今なお多くの奏者に大きな影響力を持つパーカー・フレーズが十二分に堪能できる名盤。彼お馴染みのナンバーを驚異的な迫力で吹きまくるさまは圧巻。ワン・ホーン・ジャズの快盤。
1.ジョードゥ 2.言い出しかねて 3.君にこそ心ときめく 4.パリの舗道 5.神の子はみな踊る 6.テンダリー 7.サンセット・アイズ 8.クリフォード・アクス
Recorded at "California Club",LA on Apr & 30 Aug 1954
30歳になったばかりのバリバリのマックス・ローチ・バンドに、なんと23歳でアメリカ中にその名を知られていたクリフォード・ブラウンが加わったライブ演奏。
1.デライラ 2.パリジャン・ソロウフェア 3.ザ・ブルース・ウォーク 4.ダフード 5.ジョイ・スプリング 6.ジョードゥ(エディット・ヴァージョン) 7.ホワット・アム・アイ・ヒア・フォー 8.ジョイ・スプリング(別テイク) 9.ダフード(別テイク)
Recorded at Capitol Studios,LA on 2 & 3 & 6 Aug 1954 & at Capitol Studio,NYC on 24 & 25 Feb 1955
彗星のごとく現れた天才トランペッター、クリフォード・ブラウンと、チャーリー・パーカーとの共演で知られるドラマー、マックス・ローチの双頭バンドによる初セッションを記録した名盤。最強のハード・バップ作品。
1.イエスタデイズ 2.ローラ 3.ホワッツ・ニュー 4.ブルー・ムーン 5.愛さずにはいられない 6.エンブレイサブル・ユー 7.ウィロー・ウィープ・フォー・ミー 8.メモリーズ・オブ・ユー 9.煙が目にしみる 10.ジェニーの肖像 11.いつかどこかで 12.スターダスト
Recorded at Fine Sound Studios,NYC on 18-20 Jan 1955
ベイシー楽団のアレンジャー、ニール・ヘフティ指揮/編曲のストリングスをバックに、天才が吹き込んだ歌心あふれる作品が再発売。ウィズ・ストリングス・アルバムの最高峰にある1枚。
1.チェロキー 2.ジャッキー 3.スウィンギン 4.ランズ・エンド 5.ジョージズ・ジレンマ 6.サンデュ 7.ガーキン・フォー・パーキン 8.イフ・アイ・ラヴ・アゲイン 9.A列車で行こう
Recorded at Capitol Studio,NYC on 23-25 Feb 1955
ブラウンとローチの双頭リーダーによるクインテット作品。ハード・バップの醍醐味が味わえるスリリングな演奏と、どこかキャッチーなアレンジが面白い。ジャズ魂の濃縮作品。
1.セント・トーマス 2.ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ 3.ストロード・ロード 4.モリタート 5.ブルー・セヴン
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 22 Jun 1956
ロリンズの即興演奏家としての実力を余すところなくとらえている点、そしてポピュラーであると同時にジャズの魅力をストレートに伝えているという両点で、非常にすぐれた作品だ。
1 ストロング・マン 2 ハピネス・イズ・ジャスト・ア・シング・コールド・ジョー 3 マイ・マン 4 テンダー・アズ・ア・ローズ 5 ザッツ・ヒム 6 アイ・マスト・ハヴ・ザット・マン 7 ポーギー 8 女が男を愛する時 9 愛さないではいられない 10 ドント・エクスプレイン 11 アイ・マスト・ハヴ・ザット・マン (テイク3)  12 ポーギー (テイク1)
Recorded at Reeves Sound Studios, NY on 28 Oct 1957
敬愛するビリー・ホリデイの愛唱歌を取り上げた名盤。ジャジーに、時にフォーキーに、せつない女心を独自の解釈で歌い上げた作品。特に「ストロング・マン」の名唱が有名。
1 アフロ・ブルー 2 ロンリー・ハウス 3 レット・アップ 4 サーズデイズ・チャイルド 5 ブラザー、ホエア・アー・ユー? 6 ラフ、クラウン、ラフ 7 カム・サンデイ 8 朝日のようにさわやかに 9 ロスト・イン・ザ・スターズ 10 ロング・アズ・ユーア・リヴィング
Recorded at NY on Spring and Fall 1959
グレート・アメリカン・ソングブックからのスタンダード曲を中心としたそれまでの作品とは一線を画し、タイトルが示すように、シンガーは厳粛かつ内省的に、世界の厳しい現実を歌う一方で、彼女のヴォーカルの才能が発揮され、リンカーンは曲の歌詞の内容をソウルフルに体現している。
1.ストレート・アヘッド 2.ホエン・マリンディー・シングズ 3.イン・ザ・レッド 4.ブルー・モンク 5.レフト・アローン 6.アフリカン・レディ 7.レトリビューション
Recorded at Nola Penthouse Studios, NY on 22 Feb 1961
カサンドラ・ウィルソン、ジャズメイア・ホーンなど後進からも敬愛を受ける伝説的シンガー、アビー・リンカーンの傑作。のちに夫となるマックス・ローチをはじめとする凄腕ミュージシャンたちがバックに参加、ビリー・ホリデイ作詞の「レフト・アローン」など数々の名曲を唯一無二の歌唱で描き出す。
1 イッツ・タイム 2 アナザー・ヴァレー 3 サンデイ・アフタヌーン 4 リヴィング・ルーム 5 ザ・プロフィット 6 ロンサム・ラヴァー
Recorded at Fine Recording Ballroom Studio A, NY on 15,26,27 Feb 1962
モダン・ドラミングの確立者マックス・ローチが、16人編成の混成コーラスを伴い、怒涛の如くサウンドを鼓舞する野心作。公民権運動に身を投じていた時代のローチが残した『ウィ・インシスト』と並ぶプロパガンダ・アルバムの傑作。“時は来たれり”と題されたタイトル曲で、激しくブロウするクリフ・ジョーダンや、ドラマティックなコーラスを煽動するドラム・ソロが凄まじい。アビー・リンカーンのパフォーマンスも説得力を持つ。
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