DILLON CURLY RUSSELL(カーリー・ラッセル)
Jazz Artist > Bass
ニューヨーク生まれ (1917.3.19~1986.7.3)
チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーといったビバップの先駆者たちとの共演で知られるベーシスト。ちょっと早めに突っ込むタイミングがホーン奏者たちを刺激する効果となる。
バド・パウエルの芸術/バド・パウエル(Roulette)
1.四月の想い出 2.インディアナ 3.誰かが私を愛してる 4.アイ・シュッド・ケア 5.バッズ・バブル 6.オフ・マイナー 7.ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット 8.エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー 9.エンブレイサブル・ユー 10.バート・カヴァーズ・バド 11.マイ・ハート・ストゥッド・スティル 12.ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ 13.バグス・グルーヴ 14.マイ・ディヴォーション 15.星影のステラ 16.ウッディン・ユー
Recorded at NYC on 10 Jan 1947 & Sep 1953
これは47年の初リーダー・セッション8曲と53年の8曲をカップリングした作品で、モダン・ジャズ・ピアノのバイブルとまでいわれる名作。特にカーリー・ラッセル&マックス・ローチと組んだ47年の演奏では、天才ぶりを遺憾なく発揮している。アップ・テンポの<2>はスピード感と泉のように湧き出るイマジネーションの豊かさに圧倒される本作のハイライト。53年録音(後半の8曲)は、ジョージ・デュビビエ&アート・テイラーとの演奏。
ジャズ・ジャイアント/バド・パウエル(Verve)
1.テンパス・フュージット 2.セリア 3.チェロキー 4.アイル・キープ・ラヴィング・ユー 5.ストリクトリー・コンフィデンシャル 6.オール・ゴッズ・チルン・ガット・リズム 7.ソー・ソーリー・プリーズ 8.ゲット・ハッピー 9.サムタイムズ・アイム・ハッピー 10.スウィート・ジョージア・ブラウン 11.イエスタデイズ 12.エイプリル・イン・パリ 13.身も心も
Recorded at NYC on Feb 1949,Feb 1950
1949年と1950年に録音されたセッションの模様を収録した1枚。まさにタイトル通りジャズ・ジャイアント、バドの魅力あふれるスウィング感満載の1枚。ドライヴするナンバーばかりだ。
バード・アンド・ディズ/チャーリー・パーカー(Verve)
1.ブルームディド 2.アン・オスカー・フォー・トレッドウェル(別テイク) 3.同(マスター・テイク) 4.モホーク(別テイク) 5.同(マスター・テイク) 6.マイ・メランコリー・ベイビー(別テイク) 7.同(マスター・テイク) 8.リープ・フロッグ(別テイク1) 9.同(同2) 10.同(同3) 11.同(マスター・テイク) 12.リラクシン・ウィズ・リー(別テイク) 13.同(マスター・テイク)
Recorded at NYC on 6 Jun 1950
ドラムのミスキャストが惜しい。つまりそれ程に出来のいい『ナウズ・ザ・タイム』と並ぶヴァーヴ期のパーカーの傑作。40年代のキラめきは無いが、録音状態もよく、巨人達によるバップ台頭期の代表的録音といえる。
ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1/バド・パウエル(Blue Note・1503)
1.ウン・ポコ・ローコ(テイク1) 2.ウン・ポコ・ローコ(テイク2) 3.ウン・ポコ・ローコ 4.異教徒たちの踊り 5.52丁目のテーマ 6.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー 7.チュニジアの夜(別テイク) 8.チュニジアの夜 9.ウェイル 10.オーニソロジー 11.バウンシング・ウィズ・バド 12.パリジャン・ソロフェア
Recorded at WOR Studios on 9 Aug 1949,1 May 1951
「ウン・ポコ・ローコ」 の3ヴァージョンで始まる悲運の天才ピアニストの炎のセッションを記録した不滅のアルバム。バド・パウエルがビ・バップの最重要ピアニストであることを端的に証明した1枚。同時期のルースト、ヴァーヴ盤と比較しても、このブルーノート作品が最もインパクトが強い。マックス・ローチとの 「ウン・ポコ・ローコ」 は3テイク連続で聴かされても全く飽きる事なく、その迫力にただ圧倒されるだけ。ジャズが持つ巨大なパワーを体で感じずにはいられない強烈な作品だ。
ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.2/バド・パウエル(Blue Note・1504)
1.リーツ・アンド・アイ 2.ニューヨークの秋 3.アイ・ウォント・トゥ・ビー・ハッピー 4.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー 5.シュア・シング 6.ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス 7.グラス・エンクロージャー 8.カラード・グリーン・アンド・ブラック・アイ・ピーズ 9.虹の彼方に 10.オードリー 11.ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド 12.オーニソロジー
Recorded at WOR Studios on 9 Aug 1949,1 May 1951,14 Aug 1953
『Vol.1』の激しいセッションに対し、本作は全編ピアノ・トリオによるスタンダード中心の選曲。静かな作品だからこそ、パウエルの才能が際立つ。
ホレス・シルヴァー・トリオ&アート・ブレイキー、サブー(Blue Note・1520)
1.サファリ 2.エカロー 3.プレリュード・トゥ・ア・キッス 4.メッセージ・フロム・ケニア 5.ホロスコープ 6.ヤー 7.ハウ・アバウト・ユー 8.アイ・リメンバー・ユー 9.オパス・デ・ファンク 10.ナッシング・バット・ザ・ソウル 11.シルヴァーウェア 12.デイ・イン・デイ・アウト
Recorded at WOR Studio on 9 & 20 Oct 1952,23 Nov 1953
52年の初リーダー・セッションも含む、ホレス・シルヴァーの初期のトリオ・レコーディング集。アート・ブレイキーのドラムに煽られながら、ハードにスウィングしまくるピアノ・ソロは圧巻。この頃から彼のピアノの迫力は、特筆ものだったということがよくわかる。
バードランドの夜 Vol.1/アート・ブレイキー(Blue Note・1521)
1.スプリット・キック 2.ワンス・イン・ア・ホワイル 3.クイックシルヴァー 4.チュニジアの夜 5.メイリー
Recorded at the Birdland on 21 Feb 1954
ハード・バップ誕生のドキュメント。栄光のジャズ・メッセンジャーズ結成前夜、白熱のライヴ。モダン・ジャズの神様、チャーリー・パーカーの偉業を讃えて開店した世界一のジャズ・クラブ 「バードランド」。当夜はバラードにおいてフロント・ラインのニュー・スターを全面的にフィーチュアしているが、Vol.1では 「ワンス・イン・ア・ホワイル」 においてクリフォード・ブラウンの若く輝かしい吹奏が堪能できる
バードランドの夜 Vol.2/アート・ブレイキー(Blue Note・1522)
1.ウィー・ドット 2.イフ・アイ・ハド・ユー 3.クイックシルヴァー(別テイク) 4.ナウズ・ザ・タイム 5.コンファメーション
Recorded at the Birdland on 21 Feb 1954
メッセンジャーズの前身コンボがハード・バップを誕生させた瞬間をとらえた、歴史的な記録。パーカーの名曲を取り上げ、バードランドを熱く燃え上がらせる。
ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.1(Blue Note・1531)
1.アワ・ディライト(別テイク) 2.同 3.ザ・スカーラル(別テイク) 4.同 5.ザ・チェイス(別テイク) 6.同 7.ウェイル(別テイク) 8.バウンシング・ウィズ・バド(別テイク) 9.ダブル・トーク 10.ダメロニア(別テイク) 11.同
Recorded at WOR Studio & Apex Studio on 26 Sep 1947,11 Oct 1948,9 Aug 1949
ハード・バップ以前の最も重要なトランペッターであるが、26歳という若さで惜しくもこの世を去ってしまった彼の代表作。相性が良くなかったと言われるB.パウエルとの掛け合いも希少価値がある。
ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.2(Blue Note・1532)
1.レディ・バード(別テイク) 2.レディ・バード 3.ジャベロ(別テイク) 4.ジャベロ 5.シンフォネット(別テイク) 6.シンフォネット 7.ダブル・トーク(別テイク) 8.バウンシング・ウィズ・バド(別テイク) 9.異教徒たちの踊り(別テイク) 10.ザ・スカンク(別テイク) 11.バッペレーション
Recorded at WOR Studio & Apex Studio on 13 Sep,11 Oct 1948,9 Aug 1949
夭逝した天才トランペット奏者ファッツ・ナヴァロの参加したタッド・ダメロン、マギー~ナヴァロ、バド・パウエルが3頭リーダーのセッションを収録した名作。ビ・バップをこよなく愛したナヴァロのアドリブはすべてが必聴。参加メンバーもまばゆい。
シカゴ・コーリング/ジョニー・グリフィン(Blue Note・1533)
1.ミル・デュー 2.シカゴ・コーリング 3.ジーズ・フーリッシュ・シングス 4.ザ・ボーイ・ネクスト・ドア 5.ナイス・アンド・イージー 6.イッツ・オールライト・ウィズ・ミー 7.ラヴァー・マン
Recorded at Van Gelder Studio on 17 Apr 1956
明るい表通りをゆっくりとシカゴからニューヨークまで歩いてきたような演奏は、グリフィンがこの時点で完全に自分のサウンドとスタイルを持っていたということを示す。ハード・バップを突き抜けた演奏。
ブローイング・イン・フロム・シカゴ/クリフ・ジョーダン&ジョン・ギルモア(Blue Note・1549)
1.ステイタス・クウォー 2.ボーティル 3.ブルー・ライツ 4.ビリーズ・バウンス 5.イーヴル・アイ 6.エヴリホエア
Recorded at the Van Gelder Studio on 3 Mar 1957
ブルージーな表現のジョーダンと直線的なフレージングが特徴のギルモアをフィーチャーしたアルバム。アート・ブレイキーのスウィンギーで刺激的なドラミングがグループのサウンドを盛り上げる。