ERIC ALLAN DOLPHY(エリック・ドルフィー) - 東京ジャズクラブ346 - TOKYO JAZZ CLUB 346 -

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ERIC ALLAN DOLPHY(エリック・ドルフィー)

Jazz Artist > Saxphone
カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ (1928.6.20~1964.6.29)

伝統的な調整の世界を守りながら新しい手法を取り入れ、チャーリー・パーカー以来のハード・バップと、モード・ジャズやフリー・ジャズなどの革新的なジャズとをつなぐ役割を担った。
1.G.W. 2.グリーン・ドルフィン・ストリート 3.レス 4.245 5.グラッド・トゥ・ビー・アンハッピー 6.ミス・トーニ 7.G.W.(別テイク1) 8.245(別テイク1) 9.エイプリル・フール
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 1 Apr 1960
鬼才エリック・ドルフィーの記念すべき初リーダー作。この頃から,ビ・バップをカゲキに発展させた彼の独特の世界観とプレイは,すでに確立されていたということがわかる。自分を信じ,黙々と,しかしアグレッシヴにブロウするアルト・ソロが感動的だ。
1.アウト・ゼア 2.シリーン 3.ザ・バロン 4.エクリプス 5.17ウエスト 6.スケッチ・オブ・メルバ 7.フェザーズ
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 15 Aug 1960
ピアノレス編成,チェロ(ロン・カーター)を加えた編成でオリジナル中心に演奏している60年のセカンド・リーダー作。アルト,バスクラ,クラ,フルートと4種類の楽器を曲によって吹き分けており,ドルフィー固有のミステリアスな世界がここに全面開花。
1.フォーク・フォームズ No.1 2.フォーバス知事の寓話 3.ホワット・ラヴ 4.汝の母,もしフロイトの妻なりせば 5.メロディー・フロム・ザ・ドラムス(ダニー・リッチモンドによるソロ・ドラム)
Recorded at NYC on 20 Oct 1960
なんといっても、この時期はエリック・ドルフィーとのかけ合いが聴きものであるが、今作でも「ホワット・ラヴ」をはじめ、スリリングなプレイが堪能できる。怒りに満ちあふれたミンガスのベースが暴力的。
1.ミセス・パーカー・オブ K.C. 2.オード・トゥ・チャーリー・パーカー 3.ファー・クライ 4.ミス・アン 5.レフト・アローン 6.テンダリー 7.イッツ・マジック 8.シリーン
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 21 Dec 1960
バップをベースに,独自のスタイルを築き上げたドルフィーの代表作。ユニークなバイアード,バーサタイルなヘインズ,抜群の相性を誇る夭折の天才リトルも好調。バス・クラリネット,アルト・サックスもうまいが,美しいフルートが満喫できる⑤が名演。
1.ストレート・アヘッド 2.ホエン・マリンディー・シングズ 3.イン・ザ・レッド 4.ブルー・モンク 5.レフト・アローン 6.アフリカン・レディ 7.レトリビューション
Recorded at Nola Penthouse Studios, NY on 22 Feb 1961
カサンドラ・ウィルソン、ジャズメイア・ホーンなど後進からも敬愛を受ける伝説的シンガー、アビー・リンカーンの傑作。のちに夫となるマックス・ローチをはじめとする凄腕ミュージシャンたちがバックに参加、ビリー・ホリデイ作詞の「レフト・アローン」など数々の名曲を唯一無二の歌唱で描き出す。
1.オレ! 2.ダホメイ・ダンス 3.アイシャ 4.オリジナル・アンタイトルド・バラード(トゥー・ハー・レイディシップ)
Recorded at A&R Studios,NYC on 25 May 1961
大胆なソロを展開した彼の代表的アルバムに、バラード1曲を追加収録。美しいテナーの音色を心ゆくまで楽しめる内容だ。タイトルに象徴されるスパニッシュ風のニュアンスが作品を特徴づける。
1.ステイタス・シーキング 2.デュクイリティ 3.サーティーン 4.ウィ・ディディット 5.ウォーム・カント 6.ワープ・アンド・ウーフ 7.ファイアー・ワルツ
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 27 Jun 1961
マルの暝想的なプレイは、この時期非常に多彩な広がりを示していた。ドルフィーとアービンという斬新なスタイルのホーン奏者と邂逅したことで、マルの演奏は一層の奥行きを獲得した。ミニマル・ミュージック的美しさを湛えた会心の1枚だ。
1.ファイアー・ワルツ 2.ビー・ヴァンプ 3.ザ・プロフェット 4.ビー・ヴァンプ〔別テイク〕
Recorded at Five Spot,NYC on 16 Jul 1961
史上名高いドルフィーの“ファイヴ・スポット”での貴重なるドキュメント!ドルフィー、リトルのコンビを軸とした壮烈なインプロヴィゼイションの角逐がここに。
1.ハイ・フライ 2.グラッド・トゥ・ビー・アンハッピー 3.ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド 4.オレオ
Recorded at "Studenterforeningen",Copenhagen on 8 Sep 1961
ここでは何かに憑かれたように,ただひたすらにプレイしているドルフィーがいる。ソロの「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」が感動的だ。
1.スピリチュアル 2.朝日の如くさわやかに 3.チェイシン・ザ・トレーン
Recorded at "Village Vanguard",NYC on 2 & 3 Nov 1961
1961年にNYの老舗クラブで行なわれた伝説のライヴ・パフォーマンスの中から選曲されたライヴ名盤。メンバーの一体感も素晴らしく、コルトレーンとドルフィーのバトルも凄まじい1枚。
1.ハット・アンド・ベアード 2.サムシング・スイート・サムシング・テンダー 3.ガゼロニ 4.アウト・トゥ・ランチ 5.ストレート・アップ・アンド・ダウン
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 25 Feb 1964
フリー・ジャズや前衛的という範疇に留まらないのがドルフィーの独特な持ち味であり、セッションマンとしての成果もその柔軟性を示している。64年にベルリンで亡くなっているので、最後のアメリカ録音となり、ドルフィーの主張が聴ける唯一のもの。
1.エピストロフィー 2.サウス・ストリート・エグジット 3.ザ・マドリグ・スピークス,ザ・パンサー・ウォークス 4.ヒポクリストマトリーファズ 5.ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ 6.ミス・アン
Recorded at Hilversum,Holland on 2 Jun 1964
アルト、バス・クラリネット、フルートの3種の楽器を操る鬼才が最晩年にオランダで録音したラスト・レコーディング・アルバムの再発盤。バックのオランダ勢と共に熱いプレイを聴かせてくれる。
ERIC DOLPHY(as・bcl・fl)(エリック・ドルフィー)・MISJA MENGELBERG(p)(ミシャ・メンゲルベルグ)・JACQUES SCHOLS(b)(ジャック・ショールス)・HAN BENNINK(ds)(ハン・ベニンク)
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