FREDDIE HUBBARD(フレディー・ハバード)
Jazz Artist > Trumpet & Cornet
インディアナ州インディアナポリス生まれ (1938.4.7~)
ディジー・ガレスピー、ファッツ・ナヴァロ、クリフォード・ブラウンの系統をひいた彼のプレイは単なるハード・バッパーにとどまらず、新主流派のリーダーの一人として創造的な仕事をした。
アウトワード・バウンド/エリック・ドルフィー(New Jazz)
1.G.W. 2.グリーン・ドルフィン・ストリート 3.レス 4.245 5.グラッド・トゥ・ビー・アンハッピー 6.ミス・トーニ 7.G.W.(別テイク1) 8.245(別テイク1) 9.エイプリル・フール
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 1 Apr 1960
鬼才エリック・ドルフィーの記念すべき初リーダー作。この頃から,ビ・バップをカゲキに発展させた彼の独特の世界観とプレイは,すでに確立されていたということがわかる。自分を信じ,黙々と,しかしアグレッシヴにブロウするアルト・ソロが感動的だ。
ERIC DOLPHY(as・bcl・cl・fl)(エリック・ドルフィー)・FREDDIE HUBBARD(tp)(フレディー・ハバード)・JACKIE BYARD(p)(ジャッキー・バイアード)・GEORGE TUCKER(b)(ジョージ・タッカー)・ROY HAYNES(ds)(ロイ・ヘインズ)
オープン・セサミ/フレディ・ハバード(Blue Note・4040)
1.オープン・セサミ 2.バット・ビューティフル 3.ジプシー・ブルー 4.オール・オア・ナッシング・アット・オール 5.ワン・ミント・ジュレップ 6.ハブズ・ナブ
Recorded at the Van Gelder Studio on 19 Jun 1960
1960年代を代表するトランペッター、ハバードの初リーダー作。ティナ・ブルックス作曲のタイトル・ナンバーで有名な、バップの大人気盤だ。
FREDDIE HUBBARD(tp)(フレディー・ハバード)・TINA BROOKS(ts)(ティナ・ブルックス)・McCOY TYNER(p)(マッコイ・タイナー)・SAM JONES(b)(サム・ジョーンズ)・CLIFFORD JARVIS(ds)(クリフォード・ジャーヴィス)
トゥルー・ブルー/ティナ・ブルックス(Blue Note・4041)
1.グッド・オールド・ソウル 2.アップ・タイツ・クリーク 3.ドリスのテーマ 4.トゥルー・ブルー 5.ミス・ヘイゼル 6.ナッシング・エヴァー・チェンジズ・マイ・ラヴ・フォー・ユー
Recorded at the Van Gelder Studio on 25 Jun 1960
本作は、幻のテナー奏者ブルックスによる超人気盤。ブルージィなオリジナル曲が全編に冴えわたり、ハード・バップの神髄を思わせる。
ゴーイン・アップ/フレディ・ハバード(Blue Note・4056)
1.エイジアティック・レエズ 2.ザ・チェンジング・シーン 3.カリオカ 4.ア・ペック・ア・セック 5.アイ・ウィシュト・アイ・ニュー 6.ブルース・フォー・ブレンダ
Recorded at the Van Gelder Studio on 6 Nov 1960
野球好きでなくても豪腕投手のピッチングにはつい見入ってしまう、それと同質の天性がハバードの良さであり、本作の最大の魅力でもある。速く、高く、大きな音……ペットの権化の演奏に聴くより先に腰が浮く。ここではフィリー・ジョーが最大の理解者。
ロール・コール/ハンク・モブレー(Blue Note・4058)
1.ロール・コール 2.マイ・グルーヴ・ユア・ムーヴ 3.テイク・ユア・ピック 4.ア・バプティスト・ビート 5.ザ・モア・アイ・シー・ユー 6.ザ・ブレイクダウン
Recorded at the Van Gelder Studio on 13 Nov 1960
『ソウル・ステーション』のメンバーにフレディ・ハバードを加えて強烈なハード・バップを謳い上げた名作。モブレーのテナーも最高に心地好い。
アンダーカレント/ケニー・ドリュー(Blue Note・4059)
1.アンダーカレント 2.ファンク・コシティ 3.ライオンズ・デン 4.ザ・ポッツ・オン 5.グルーヴィン・ザ・ブルース 6.バラッド
Recorded at the Van Gelder Studio on 11 Dec 1960
都会的に洗練されたプレイが人気のドリュー。彼の4000番台唯一のこのアルバムは、ハード・バップ・ジャズの最高峰と豪語できるほどの仕上り。極上の雰囲気が漂います。
ブルースニク/ジャッキー・マクリーン(Blue Note・4067)
1.ブルースニク 2.ゴーイン・ウェイ・ブルース 3.ドリューズ・ブルース 4.クール・グリーン 5.ブルース・ファンクション 6.トーチン
Recorded at the Van Gelder Studio on 8 Jan 1961
ありきたりのブルージーな演奏に徹するのではなく、新時代の息吹を感じさせるような斬新な響きをブルースという伝統的なスタイルのなかで追求。強烈なブルース・フィーリングを醸し出した傑作。
ハブ・キャップ/フレディ・ハバード(Blue Note・4073)
1.ハブ・キャップ 2.クライ・イミー・ノット 3.ルアーナ 4.オジー・メエ 5.プレクサス 6.アーモンJr.
Recorded at the Van Gelder Studio on 9 Apr 1961
リーダー作第3弾は、フレディの完璧なテクニックが存分に駆使された自信作。3本管編成で全体のサウンドに厚味が加わり、その迫力に圧倒される。
ドゥーイン・オールライト/デクスター・ゴードン(Blue Note・4077)
1.アイ・ワズ・ドゥーイン・オールライト 2.ユーヴ・チェンジド 3.フォー・レギュラーズ・オンリー 4.ソサエティ・レッド 5.イッツ・ユー・オア・ノー・ワン 6.アイ・ウォント・モア 7.フォー・レギュラーズ・オンリー(別テイク)
Recorded at the Van Gelder Studio on 6 May 1961
麻薬から立ち直ったゴードンのブルーノートにおける初吹き込み。絶好調のホレス・パーラン・トリオとハバードを従え、ハード・バップ的なテナーを朗々と響かせる。泰然自若とした風格の好盤だ。
オレ/ジョン・コルトレーン(Atlantic)
1.オレ! 2.ダホメイ・ダンス 3.アイシャ 4.オリジナル・アンタイトルド・バラード(トゥー・ハー・レイディシップ)
Recorded at A&R Studios,NYC on 25 May 1961
大胆なソロを展開した彼の代表的アルバムに、バラード1曲を追加収録。美しいテナーの音色を心ゆくまで楽しめる内容だ。タイトルに象徴されるスパニッシュ風のニュアンスが作品を特徴づける。
レディ・フォー・フレディ/フレディ・ハバード(Blue Note・4085)
1.アリエティス 2.ウィーヴァー・オブ・ドリームス 3.マリー・アントワネット 4.バードライク 5.クライシス 6.アリエティス(別テイク) 7.マリー・アントワネット(別テイク)
Recorded at the Van Gelder Studio on 21 Aug 1961
ハバードとショーターの記念すべき出会いを記録した1961年録音。ジャズには珍しいバリトン音域楽器ユーフォニウムを加えた3管が、絶妙のアンサンブルを示す。両者のソロも熱く展開。
FREDDIE HUBBARD(tp)(フレディー・ハバード)・BERNARD McKINNEY(euph)(バーナード・マッキニー)・WAYNE SHORTER(ts)(ウェイン・シューター)・McCOY TYNER(p)(マッコイ・タイナー)・ART DAVIS(b)(アート・デイヴィス)・ELVIN JONES(ds)(エルビン・ジョーンズ)
モザイク/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ(Blue Note・4090)
1.モザイク 2.ダウン・アンダー 3.チルドレン・オブ・ザ・ナイト 4.アラビア 5.クライシス
Recorded at the Van Gelder Studio on 2 Oct 1961
ボビー・ティモンズとリー・モーガン脱退2ヶ月後、新生の3管ジャズ・メッセンジャーズがいきなり残した傑作。アート・ブレイキーのリズムがうまくリードしている。
インタープレイ/ビル・エヴァンス(Riverside)
1.あなたと夜と音楽と 2.星に願いを 3.アイル・ネヴァー・スマイル・アゲイン(テイク7) 4.インタープレイ 5.ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド 6.苦しみを夢に隠して 7.アイル・ネヴァー・スマイル・アゲイン(テイク6)
Recorded at NYC on 16 & 17 Jul 1962
トリオでの作品が多かったビル・エヴァンスであるが、新しい展開を求めクインテットでの録音を行なった。フィリー・ジョーがメンバーをインスパイアする好プレイが印象的。
アウト・トゥ・ランチ/エリック・ドルフィー(Blue Note)
1.ハット・アンド・ベアード 2.サムシング・スイート・サムシング・テンダー 3.ガゼロニ 4.アウト・トゥ・ランチ 5.ストレート・アップ・アンド・ダウン
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 25 Feb 1964
フリー・ジャズや前衛的という範疇に留まらないのがドルフィーの独特な持ち味であり、セッションマンとしての成果もその柔軟性を示している。64年にベルリンで亡くなっているので、最後のアメリカ録音となり、ドルフィーの主張が聴ける唯一のもの。
処女航海/ハービー・ハンコック(Blue Note)
1.処女航海 2.ジ・アイ・オブ・ザ・ハリケーン 3.リトル・ワン 4.サヴァイヴァル・オブ・ザ・フィッテスト 5.ドルフィン・ダンス
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 17 Mar 1965
マイルス・グループを抜けたハンコックの吹き込んだ本作は、ジャケットと見事に一致したトータル・アルバム的な内容が清々しい。