JOHN LENWOOD "JACKIE" McLEAN(ジャッキー・マクリーン)Leader Album
Jazz Artist > Saxphone
ニューヨーク生まれ (1932.5.17~2006.3.31)
チャーリー・パーカー派の黒人アルト奏者ではあるが、チャーリー・パーカーとは全く違う個性を持っている。生粋のニューヨーク育ちである彼には、ブルースを演奏するときでも土臭さはなく、都会の哀愁を背負った都会的な洗練されたブルース感覚が感じられる。
4,5&6/ジャッキー・マクリーン(Prestige)
1.センチメンタル・ジャーニー 2.ホワイ・ワズ・アイ・ボーン? 3.コントゥアー 4.コンファメーション 5.ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ 6.アブストラクション
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 13 & 20 Jul 1956
クァルテット、クィンテット、セクステットでハード・ヴァップの真髄ともいえる若々しい覇気とエモーションが漲るマクリーン初期の名盤!
ニュー・ソイル/ジャッキー・マクリーン(Blue Note・4013)
1.ヒップ・ストラット 2.マイナー・アプリヘンション 3.グリージー 4.スウィート・ケイクス 5.デイヴィス・カップ
Recorded at the Van Gelder Studio on 2 May 1959
ブルーノートへ移籍後の初リーダー作。それまで演奏全面にでていた甘美な部分というのがやや影を潜め、パワフルになってゆくのが特徴。他のメンバーも進取の精神に富んだ強力な顔ぶれ。
スイング・スワング・スインギン/ジャッキー・マクリーン(Blue Note・4024)
1.ホワッツ・ニュー 2.レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス 3.ステーブルメイツ 4.アイ・リメンバー・ユー 5.アイ・ラヴ・ユー 6.アイル・テイク・ロマンス 7.116丁目レノックス街
Recorded at the Van Gelder Studio on 20 Oct 1959
ワンホーン・カルテットによる快演。「ホワッツ・ニュー」に始まるスタンダード集で、マクリーンの持ち味が存分に発揮されている。
キャプチン・スイング/ジャッキー・マクリーン(Blue Note・4038)
1.フランシスコ 2.ジャスト・フォー・ナウ 3.ドント・ブレイム・ミー 4.コンディション・ブルー 5.カプチン・スイング 6.オン・ザ・ライオン
Recorded at the Van Gelder Studio on 17 Apr 1960
ブルースや既成のスタンダード曲のコード進行を借りたオリジナルなど、ハードバップ枠内の演奏。ハードバップからの「脱却」意識が随所に顔を出し程よいスパイスになっている。
ジャッキーズ・バック/ジャッキー・マクリーン(Blue Note・4051)
1.クァドラングル 2.ブルース・イン 3.フィデル 4.アポイントメント・イン・ガーナ 5.バラッド・フォー・ドール 6.ジャワ島
Recorded at Rudy Van Gelder Studio on 18 Jan 1959 & 1 Sep 1960
ブルーノートでの初レコーディング・セッション3曲を含む記念すべきアルバム。インプロバイザーの魅力と共に、圧縮型の斬新な作風を見せる③のテーマにいつも感服。
ブルースニク/ジャッキー・マクリーン(Blue Note・4067)
1.ブルースニク 2.ゴーイン・ウェイ・ブルース 3.ドリューズ・ブルース 4.クール・グリーン 5.ブルース・ファンクション 6.トーチン
Recorded at the Van Gelder Studio on 8 Jan 1961
ありきたりのブルージーな演奏に徹するのではなく、新時代の息吹を感じさせるような斬新な響きをブルースという伝統的なスタイルのなかで追求。強烈なブルース・フィーリングを醸し出した傑作。
ア・フィックル・ソーナンス/ジャッキー・マクリーン(Blue Note・4089)
1.ファイヴ・ウィル・ゲット・ユー・テン 2.サブデュード 3.サンドゥ 4.ア・フィックル・ソーナンス 5.エニトネラット 6.ロスト
Recorded at the Van Gelder Studio on 26 Oct 1961
1.ファイヴ・ウィル・ゲット・ユー・テン 2.サブデュード 3.サンドゥ 4.ア・フィックル・ソーナンス 5.エニトネラット 6.ロスト
Recorded at the Van Gelder Studio on 26 Oct 1961
マクリーン新旧の表現法が交錯する興味深い1作。ソニー・クラークらサイド・メンバーの影響もあるのか、各々の曲の微妙なバランスをじっくり味わいたい。