KENNETH "KENNY" SIDNEY DREW(ケニー・ドリュー)
Jazz Artist > Piano & Organ
ニューヨーク生まれ (1928.8.28~1993.8.4)
1961年(渡欧)以前はバド・パウエルのスタイルを基盤に据えながらも、明快そのもののタッチと、よりファンキーなフィーリングによる歌心の独特なメロディック・センスと特徴とする。
渡欧以降は陰影に富んだタッチとデリケートで叙情的なムードを漂わせた新しい感覚を生み出していった。
渡欧以降は陰影に富んだタッチとデリケートで叙情的なムードを漂わせた新しい感覚を生み出していった。
ブルー・トレイン/ジョン・コルトレーン(Blue Note・1577)
1.ブルー・トレイン 2.モーメンツ・ノーティス 3.ロコモーション 4.アイム・オールド・ファッションド 5.レイジー・バード
Recorded at the Van Gelder Studio on 15 Sep 1957
コルトレーンのリーダー作は、ブルーノートには1枚しかない。それが本作である。リー・モーガン&カーティス・フラーとの3管編成でのびのび、かつエネルギッシュに吹いている名作だ。ケニー・ドリュー、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズというリズム・セクションの顔ぶれも申し分ない。
アンダーカレント/ケニー・ドリュー(Blue Note・4059)
1.アンダーカレント 2.ファンク・コシティ 3.ライオンズ・デン 4.ザ・ポッツ・オン 5.グルーヴィン・ザ・ブルース 6.バラッド
Recorded at the Van Gelder Studio on 11 Dec 1960
都会的に洗練されたプレイが人気のドリュー。彼の4000番台唯一のこのアルバムは、ハード・バップ・ジャズの最高峰と豪語できるほどの仕上り。極上の雰囲気が漂います。
ブルースニク/ジャッキー・マクリーン(Blue Note・4067)
1.ブルースニク 2.ゴーイン・ウェイ・ブルース 3.ドリューズ・ブルース 4.クール・グリーン 5.ブルース・ファンクション 6.トーチン
Recorded at the Van Gelder Studio on 8 Jan 1961
ありきたりのブルージーな演奏に徹するのではなく、新時代の息吹を感じさせるような斬新な響きをブルースという伝統的なスタイルのなかで追求。強烈なブルース・フィーリングを醸し出した傑作。
ホイッスル・ストップ/ケニー・ドーハム(Blue Note・4063)
1.フィリー・ツイスト 2.バッファロー 3.サンセット 4.ホイッスル・ストンプ 5.サンライズ・イン・メキシコ 6.ウィンドミル 7.ドーハムズ・エピタフ
Recorded at the Van Gelder Studio on 15 Jan 1961
BNにおけるリーダー作第3弾は伸びやかなトランペット・プレイがテーマ。アメリカ中西部の広大さと、熱く乾いた空気を想像させる。それもまた彼の生地だからこそ。
デクスター・コーリング/デクスター・ゴードン(Blue Note・4083)
1.ソウル・シスター 2.モーダル・ムード 3.アイ・ウォント・モア 4.情事の終わり 5.クリア・ザ・デックス 6.アーニーズ・チューン 7.スマイル 8.ランドスライド
Recorded at the Van Gelder Studio on 9 May 1961
1960年代初頭を飾った名作が紙ジャケで登場。デックスのブルーノート2枚目である本作は、ケニー・ドリュー・トリオを従えたワン・ホーン・アルバム。豪放なテナーを心ゆくまで味わえる。
サンデイ・モーニン/グラント・グリーン(Blue Note・4099)
1.フリーダム・マーチ 2.サンデイ・モーニン 3.栄光への脱出 4.ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド 5.カム・サンライズ 6.ソー・ホワット
Recorded at the Van Gelder Studio on 4 Jun 1961
シングル・トーンを基調としたブルージィなプレイで、根強い支持を得ているグリーンが、人気ピアニストのケニー・ドリューと共演したゴスペル・フィーリングあふれる作品。映画音楽としてヒットした③やマイルス・デイヴィスの⑥など、選曲も興味深い。
ダーク・ビューティ/ケニー・ドリュー(Steeple Chase)
1.ラン・アウェイ 2.ダーク・ビューティ 3.サマー・ナイト 4.オール・ブルース 5.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー 6.ラヴ・レターズ 7.シルク・ボッサ 8.ブルース・イン
Recorded at Copenhagen on 21 & 22 May 1974
より洗練されたスタイルを求めてプレイを重ねたケニー・ドリューが、ついにたどり着いた境地。傑作の呼び声も高いピアノ・トリオ・アルバムの歴史的作品。ヨーロピアン・テイストと華麗なプレイが魅力。