BLUE NOTE(ブルーノート)1521-1530
Jazz Label
圧倒的存在感に打ちのめされる。
「1500番台」の1番の特徴は音が「黒い」ということである。東海岸でハード・バップが勃興した1950年代半ばから後半にかけて、ニューヨークを拠点に活動していたことからも当然ではあるが、アルフレッド・ライオンがより「黒く」録ったことが反映している。2番目の特徴はトータル・プロデュースが優れているということである。アルフレッド・ライオンの考えを徹底するために、練習の場、レコーディング、パッケージングを行っているということである。
中音域を重視した迫力満点のブルーノート・サウンドをお楽しみください。

バードランドの夜 Vol.1/アート・ブレイキー(Blue Note・1521)
1.スプリット・キック 2.ワンス・イン・ア・ホワイル 3.クイックシルヴァー 4.チュニジアの夜 5.メイリー
Recorded at the Birdland on 21 Feb 1954
ハード・バップ誕生のドキュメント。栄光のジャズ・メッセンジャーズ結成前夜、白熱のライヴ。モダン・ジャズの神様、チャーリー・パーカーの偉業を讃えて開店した世界一のジャズ・クラブ 「バードランド」。当夜はバラードにおいてフロント・ラインのニュー・スターを全面的にフィーチュアしているが、Vol.1では 「ワンス・イン・ア・ホワイル」 においてクリフォード・ブラウンの若く輝かしい吹奏が堪能できる。
CLIFFORD BROWN(tp)(クリフォード・ブラウン)・LOU DONALDSON(as)(ルー・ドナルドソン)・HORACE SILVER(p)(ホレス・シルバー)・CURLY RUSSELL(b)(カーリー・ラッセル)・ART BLAKEY(ds)(アート・ブレイキー)

バードランドの夜 Vol.2/アート・ブレイキー(Blue Note・1522)
1.ウィー・ドット 2.イフ・アイ・ハド・ユー 3.クイックシルヴァー(別テイク) 4.ナウズ・ザ・タイム 5.コンファメーション
Recorded at the Birdland on 21 Feb 1954
メッセンジャーズの前身コンボがハード・バップを誕生させた瞬間をとらえた、歴史的な記録。パーカーの名曲を取り上げ、バードランドを熱く燃え上がらせる。
CLIFFORD BROWN(tp)(クリフォード・ブラウン)・LOU DONALDSON(as)(ルー・ドナルドソン)・HORACE SILVER(p)(ホレス・シルバー)・CURLY RUSSELL(b)(カーリー・ラッセル)・ART BLAKEY(ds)(アート・ブレイキー)

イントロデューシング・ケニー・バレル(Blue Note・1523)
1.ジス・タイム・ザ・ドリームス・オン・ミー 2.フーガ・ン・ブルース 3.タキーラ 4.ウィーヴァー・オブ・ドリームス 5.デライラ 6.リズモラマ 7.ブルース・フォー・スキーター
Recorded at Van Gelder Studio on 29 May 1956
ジャズ・ギター界の大御所が56年に残した熱演作は、初リーダー作にして風格あるプレイをぐいぐいと披露。
KENNY BURRELL(g)(ケニー・バレル)・TOMMY FLANAGAN(p)(トミー・フラナガン)・PAUL CHAMBERS(b)(ポール・チェンバース)・KENNY CLARKE(ds)(ケニー・クラーク)・CANDIDO(conga)(キャンディド)

アット・ザ・カフェ・ボヘミア/ケニー・ドーハム(Blue Note・1524)
1-1.K.D.ズ・ブルース(別テイク) 1-2.ニューヨークの秋 1-3.モナコ(別テイク) 1-4.N.Y.テーマ 1-5.K.D.ズ・ブルース 1-6.ヒルズ・エッジ 1-7.チュニジアの夜 1-8.フー・ケアズ?(別テイク)
2-1.メキシコ・シティ 2-2.ラウンド・アバウト・ミッドナイト 2-3.モナコ 2-4.フー・ケアズ? 2-5.マイ・ハート・ストゥッド・スティル 2-6.リフィン 2-7.メキシコ・シティ(別テイク) 2-8.ザ・プロフェット
Recorded at "Cafe Bohemia",NYC on 31 May 1956
幻のハード・バップ・グループ「ジャズ・プロフェッツ」のライヴを完全収録した2枚組。ヴァン・ゲルダーのリマスタリングで伝説のコンボが甦る。
"KENNY" DORHAM(tp)(ケニー・ドーハム)・BOBBY TIMMONS(p)(ボビー・シモンズ)・J.R.MONTEROSE(ts)(J.R.モンテローズ)・SAM JONES(b)(サム・ジョーンズ)・ARTHUE EDGEHILL(ds)(アーサー・エッジヒル)・"KENNY" BURRELL(g)(ケニー・バレル)

ジ・インクレディブル・ジミー・スミス(Blue Note・1525)
1.ジュードー・マンボ 2.ウィロー・ウィープ・フォー・ミー 3.恋人よわれに帰れ 4.ウェル・ユー・ニードント 5.フィドリン・ザ・マイナーズ 6.枯葉 7.アイ・カヴァー・ザ・ウォーターフロント
Recorded at Van Gelder Studio on 12 Jun 1956
史上最高のオルガン・スターがブルーノートに残した3作目。ビ・バップをベースにソウルフルなプレイを展開し、オルガン・ジャズの可能性をすべて示した傑作。トリオが一丸となる瞬間は感動的だ。
JIMMY SMITH(org)(ジミー・スミス)・THORNEL SCHWARTZ(g)(ソーネル・シュワルツ)・DONALD BAILEY(ds)(ドナルド・ベイリー)

クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム(Blue Note・1526)
1.ヒム・オヴ・ジ・オリエント 2.イージー・リヴィング 3.マイナー・ムード 4.チェロキー 5.ウェイル・ベイト 6.ブラウニー・スピークス 7.ディー・ダー 8.クッキン 9.ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド 10.カーヴィング・ザ・ロック
Recorded at Van Gelder Studio on 9 Jun,28 Aug 1953
本盤はジャズ史上最高のトランペッターである夭逝の天才が残した傑作で、ハード・バップ誕生前夜の活き活きとしたプレイを存分に味わえる。
CLIFFORD BROWN(tp)(クリフォード・ブラウン)・GIGI GRYCE(as・fl)(ジジ・グライス)・LOU DONALDSON(as)(ルー・ドナルドソン)・CHARLIE ROUSE(ts)(チャーリー・ラウズ)・JOHN LEWIS(p)(ジョン・ルイス)・PERCY HEATH(b)(パーシー・ヒース)・PHILLY JOE JONES(ds)(フィリー・ジョー・ジョーンズ)・ART BLAKEY(ds)(アート・ブレイキー)・etc

ザ・マグニフィセント/サド・ジョーンズ(Blue Note・1527)
1.パリの四月 2.ビリー・ドゥー 3.イフ・アイ・ラヴ・アゲイン 4.イフ・サムワン・ハッド・トールド・ミー 5.シーディア
Recorded at the Van Gelder Studio on 14 Jul 1956
サド・ジョーンズの晩年の大活躍にかすんで、彼のトランペット・プレーヤーとしての音をわれわれファンは忘れかけていたが、バリバリの現役だった彼の30代初期のアルバムが届いた。精密に計算されたアルバムで、後年の大リーダーたる資質が汲みとれる。
"THAD" JONES(tp)(サド・ジョーンズ)・BILLY MITCHELL(ts)(ビリー・ミッチェル)・BARRY HARRIS(p)(バリー・ハリス)・PERCY HEATH(b)(パーシー・ヒース)・MAX ROACH(ds)(マックス・ローチ)

クラブ・ベイビー・グランドのジミー・スミス Vol.1(Blue Note・1528)
1.イントロダクション・バイ・ミッチ・トーマス 2.スウィート・ジョージア・ブラウン 3.ホエア・オア・ホエン 4.ザ・プリーチャー 5.ロゼッタ
Recorded at Van Gelder Studio on 4 Aug 1956
ファンキー・ジャズ・オルガンの巨匠,ジミー・スミスの56年のライヴ・アルバム。ギターとドラムによるトリオで,熱く,乗りに乗った演奏を聴かせてくれている。クラブの雰囲気も良く,オルガン・ジャズの醍醐味をタップリと堪能できるライヴ盤だ。
JIMMY SMITH(org)(ジミー・スミス)・THORNEL SCHWARTZ(g)(ソーネル・シュワルツ)・DONALD BAILEY(ds)(ドナルド・ベイリー)

クラブ・ベイビー・グランドのジミー・スミス Vol.2(Blue Note・1529)
1.キャラヴァン 2.慕情 3.ゲット・ハッピー 4.イッツ・オールライト・ウィズ・ミー
Recorded at Van Gelder Studio on 4 Aug 1956
56年のライヴ録音。クラブでの演奏とあってどの曲も7分以上、ラストの曲は12分近い長さ。デビューしたてのスミスだけに意欲満々、アクレッシヴな姿勢でダイナミックなプレイを繰り広げる。ザワザワとした店の雰囲気、これもまたライヴ録音の楽しさ。
JIMMY SMITH(org)(ジミー・スミス)・THORNEL SCHWARTZ(g)(ソーネル・シュワルツ)・DONALD BAILEY(ds)(ドナルド・ベイリー)

ユタ・ヒップ・ウィズ・ズート・シムズ(Blue Note・1530)
1.ジャスト・ブルース 2.コートにすみれを 3.ダウン・ホーム 4.オールモスト・ライク・ビーイング・イン・ラヴ 5.ウィー・ドット 6.トゥ・クロース・フォー・コンフォート
Recorded at Van Gelder Studio on 27 Jul 1956
人気白人テナー奏者、ズートのベスト・プレイでも名高い傑作アルバム。ユタ・ヒップのクールなピアノが作品全体に漂う“イースト・コースト・ジャズ”らしさを引き立てています。
JERRY LLOYD(tp)(ジェリー・ロイド)・ZOOT SIMS(ts)(ズート・シムズ)・JUTTA HIPP(p)(ユタ・ヒップ)・AHMED ABDUL MALIK(b)(アーメド・アブダル・マリク)・ED THIGPEN(ds)(エド・シグペン)
