BLUE NOTE(ブルーノート)1501-1510
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圧倒的存在感に打ちのめされる。
「1500番台」の1番の特徴は音が「黒い」ということである。東海岸でハード・バップが勃興した1950年代半ばから後半にかけて、ニューヨークを拠点に活動していたことからも当然ではあるが、アルフレッド・ライオンがより「黒く」録ったことが反映している。2番目の特徴はトータル・プロデュースが優れているということである。アルフレッド・ライオンの考えを徹底するために、練習の場、レコーディング、パッケージングを行っているということである。
中音域を重視した迫力満点のブルーノート・サウンドをお楽しみください。
マイルス・デイヴィス・オールスターズ Vol.1(Blue Note・1501)
1.テンパス・フュージット 2.ケロ 3.エニグマ 4.レイズ・アイデア 5.ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン 6.C.T.A.(別テイク) 7.ディア・オールド・ストックホルム 8.チャンス・イット 9.イエスタデイズ 10.ドナ(別テイク) 11.C.T.A. 12.ウディン・ユー(別テイク)
Recorded at WOR Studio on 9 May 1952,20 Apr 1953
マイルスの初期の最高傑作ともいえるアルバム。
マイルス・デイヴィス・オールスターズ Vol.2(Blue Note・1502)
1.テイク・オフ 2.ウェアード 3.ウディン・ユー 4.アイ・ウェイテッド・フォー・ユー 5.レイズ・アイデア(別テイク) 6.ドナ 7.ウェル・ユー・ニードント 8.ザ・リープ 9.レイジー・スーザン 10.テンパス・フュージット(別テイク) 11.イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド
Recorded at WOR Studio & Van Gelder Studio on 9 May 1952,20 Apr 1953,6 Mar 1954
マイルスが新しいコンセプトの創造に立ち向かったワン・ホーン・セッション。トレード・マークとなったミュート奏法の始まりはここにあり。
ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1/バド・パウエル(Blue Note・1503)
1.ウン・ポコ・ローコ(テイク1) 2.ウン・ポコ・ローコ(テイク2) 3.ウン・ポコ・ローコ 4.異教徒たちの踊り 5.52丁目のテーマ 6.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー 7.チュニジアの夜(別テイク) 8.チュニジアの夜 9.ウェイル 10.オーニソロジー 11.バウンシング・ウィズ・バド 12.パリジャン・ソロフェア
Recorded at WOR Studios on 9 Aug 1949,1 May 1951
「ウン・ポコ・ローコ」 の3ヴァージョンで始まる悲運の天才ピアニストの炎のセッションを記録した不滅のアルバム。バド・パウエルがビ・バップの最重要ピアニストであることを端的に証明した1枚。同時期のルースト、ヴァーヴ盤と比較しても、このブルーノート作品が最もインパクトが強い。マックス・ローチとの 「ウン・ポコ・ローコ」 は3テイク連続で聴かされても全く飽きる事なく、その迫力にただ圧倒されるだけ。ジャズが持つ巨大なパワーを体で感じずにはいられない強烈な作品だ。
ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.2/バド・パウエル(Blue Note・1504)
1.リーツ・アンド・アイ 2.ニューヨークの秋 3.アイ・ウォント・トゥ・ビー・ハッピー 4.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー 5.シュア・シング 6.ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス 7.グラス・エンクロージャー 8.カラード・グリーン・アンド・ブラック・アイ・ピーズ 9.虹の彼方に 10.オードリー 11.ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド 12.オーニソロジー
Recorded at WOR Studios on 9 Aug 1949,1 May 1951,14 Aug 1953
『Vol.1』の激しいセッションに対し、本作は全編ピアノ・トリオによるスタンダード中心の選曲。静かな作品だからこそ、パウエルの才能が際立つ。
ジ・エミネント・J.J.ジョンソン Vol.1(Blue Note・1505)
1.ターンパイク 2.ラヴァー・マン 3.ゲット・ハッピー 4.スケッチ・ワン 5.カプリ 6.ジェイ 7.オールド・デヴィル・ムーン 8.イッツ・ユー・オア・ノー・ワン 9.トゥ・マーヴェラス・フォー・ワーズ 10.コーヒー・ポット
Recorded at WOR Studio & Van Gelder Studio on 22 Jun 1953,24 Sep 1954
トロンボーンの最高峰J.J.ジョンソンが絶頂期を迎えたのは、40年代末から50年代前半にかけてのことだ。これはその時代に残された最高の演奏を収録したアルバムの第1集である。
JAY JAY JOHNSON(tb)(ジェイ・ジェイ・ジョンソン)・CLIFFORD BROWN(tp)(クリフォード・ブラウン)・JIMMY HEATH(ts・bs)(ジミー・ヒース)・HANK MOBLEY(ts)(ハンク・モブレー)・JOHN LEWIS(p)(ジョン・ルイス)・HORACE SILVER(p)(ホレス・シルバー)・WYNTON KELLY(p)(ウイントン・ケリー)・PERCY HEATH(b)(パーシー・ヒース)・PAUL CHAMBERS(b)(ポール・チェンバース)・CHARLES MINGUS(b)(チャールズ・ミンガス)・KENNY CLARKE(ds)(ケニー・クラーク)・SABU(conga)(サブー)
ジ・エミネント・J.J.ジョンソン Vol.2(Blue Note・1506)
1.デイリー・ダブル 2.ペニーズ・フロム・ヘヴン 3.ユーア・マイン・ユー 4.ターンパイク(別テイク) 5.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー 6.グルーヴィン 7.ポートレイト・オブ・ジェニー 8.ヴィスコシティ 9.タイム・アフター・タイム 10.カプリ(別テイク)
Recorded at WOR Studio & Van Gelder Studio on 22 Jun 1953,24 Sep 1954,6 Jun 1955
驚異的なテクニックを披露するジョンソンのプレイはもちろん他にも聴きところがたくさん。カルテット、クインテット、セクステットによる3種類の演奏が楽しめるのもこの作品の特徴。
JAY JAY JOHNSON(tb)(ジェイ・ジェイ・ジョンソン)・CLIFFORD BROWN(tp)(クリフォード・ブラウン)・JIMMY HEATH(ts・bs)(ジミー・ヒース)・HANK MOBLEY(ts)(ハンク・モブレー)・JOHN LEWIS(p)(ジョン・ルイス)・HORACE SILVER(p)(ホレス・シルバー)・WYNTON KELLY(p)(ウイントン・ケリー)・PERCY HEATH(b)(パーシー・ヒース)・PAUL CHAMBERS(b)(ポール・チェンバース)・CHARLES MINGUS(b)(チャールズ・ミンガス)・KENNY CLARKE(ds)(ケニー・クラーク)・SABU(conga)(サブー)
カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ Vol.1(Blue Note・1507)
1.イントロダクション・バイ・アート・ブレイキー 2.ソフト・ウィンズ 3.ザ・テーマ 4.マイナーズ・ホリデイ 5.アローン・トゥゲザー 6.プリンス・アルバート
Recorded at Cafe Bohemia on 23 Nov 1955
後にシーンをリードしていくミュージシャンを輩出することでも有名なメッセンジャーズのいわば原点と言えるアルバム。オリジナル・メンバーでの録音はこれが最初で最後だが、当時のパワフルな演奏は今でも実に新鮮だ。
カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ Vol.2(Blue Note・1508)
1.イントロダクション・バイ・アート・ブレイキー 2.スポーティン・クラウド 3.ライク・サムワン・イン・ラヴ 4.イエスタデイズ 5.アヴィラ・アンド・テキーラ 6.アイ・ウェイテッド・フォー・ユー 7.ザ・テーマ
Recorded at Cafe Bohemia on 23 Nov 1955
モダン・ジャスの歴史を語るうえで欠かせぬジャズ・メッセンジャーズ。その実質上のデビュー録音となったこのライブは、熱気溢れるハード・バップが繰り広げられます。
ミルト・ジャクソン(Blue Note・1509)
1.リリー 2.タヒチ 3.ホワッツ・ニュー 4.バグス・グルーヴ 5.オン・ザ・シーン 6.ウィロー・ウィープ・フォー・ミー 7.クリス・クロス 8.エロネル 9.ミステリオーソ(別テイク) 10.エヴィデンス 11.リリー(別テイク) 12.フォア・イン・ワン(別テイク)
Recorded at WOR Studio & Apex Studio on 2 Jul 1948,23 Jul 1951,7 Apr 1952
ヴァイブラフォンの神様がMJQ結成以前に残した本作では、後に顕著になるリリカルな音楽性とともに、セロニアス・モンクの魅力も味わうことができる。
ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.1/セロニアス・モンク(Blue Note・1510)
1.ラウンンド・ミッドナイト 2.オフ・マイナー 3.ルビー・マイ・ディア 4.アイ・ミーン・ユー 5.パリの4月 6.イン・ウォークト・バド 7.セロニアス 8.エピストロフィー 9.ミステリオーソ 10.ウェル・ユー・ニードント 11.イントロスペクション 12.ハンフ
Recorded at WOR Studio & Apex Studio on 15 & 24 Oct,21 Nov 1947,2 Jul 1948
この40年代終わりに録音された曲はみな、セロニアス・モンクの初リーダー・セッションの音源だ。このピアニスト兼作曲家の唯一無比のスタイルはすでにこの時点で確立されている。立体的な演奏法、くせのあるメロディー、しゃれたウィット、そして懐の深いタイム感、アクセント、音色。